有限会社ブルフィ-市場調査の集計・分析

マーケットリサーチャーのためのアンケート集計・分析サービス。特にOAのアフターコーディングに強み。お問い合わせはresearch@blufi.co.jpまで。

読書感想:次世代マーケティングリサーチ

ところでサイトデザインを一新しました。どうもブラウザによってレイアウトが崩れていたようでお恥ずかしいかぎりです。

こちらの書籍は文字通り、新しいリサーチ手法について詳細に紹介されています。分析手法というよりはIT技術等の進歩による、SNSの活用などの新しい調査(実査)手法が中心になっています。したがって、紹介されているものの中には、新たな技術革新によって早々に姿を消すものもあるかもしれませんが、内容はとても興味深いものです。


次世代マーケティングリサーチ次世代マーケティングリサーチ
著者:萩原 雅之
販売元:ソフトバンククリエイティブ
(2011-03-03)
販売元:Amazon.co.jp
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停電中以外は通常通り作業可能です

東日本大震災にて影響を受けた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

弊社は通常通り営業しておりますが、計画停電の対象(第1グループ)になっているため、停電中は基本的に業務がストップします。ご迷惑おかけしますがよろしくお願い申し上げます。

読書感想:ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業

ヤンミ・ムン
ダイヤモンド社
発売日:2010-08-27

棚に並ぶ商品がどれもみな同じに見える、という経験はおわりだろうか?ビジネスの成功要因は競争力にある。競争力とはいかに他社と差別化できるか、であるが、競争力を測るために行ったポジショニングマップや市場調査などの分析結果から自社製品の弱みの改善に集中するあまり、結果的には「均質化を促すムチになってしまう」、と指摘している。これは商品のみならず、店舗の外観や内観、街並み(どこも同じ景色)までも均質化してしまっている感があるが、著者は均質化から脱却しているブランドを3つのタイプに分類している。Reversal brand・・世の逆を行く(Google、IKEA)、Breakaway brand・・既存カテゴリーを書き換える(スウォッチ、AIBO)、Hostility brand・・・・・好感度に背を向ける(ハーレー、ダブ)。マーケティングに携わっている方には一読の価値があるかと思います。

ちゃんと営業しています

もう1年以上も更新しておらず、このサイトを見る限りここはまだ営業してるんだろうかと思われても無理ないね、と大学の同期でもあるうちの顧問税理士が決算の報告で事務所にやってきてそんな話しになった。

うちも今年で7期目に突入し、この不景気の中、お客様にも恵まれ何とかやってこれているのは幸運だ。日本の市場調査業界に目を向けても、日本マーケティング・リサーチ協会の経営業務実態調査によれば、2008年度こそ売上高の対前年伸び率は2.3%と微増(JMRA正会員118社平均)だったものの、2009年度はマイナス成長に入る可能性もあると予測しており、厳しいのはこの業界も例外ではない。

また、同調査ではインターネット調査が2桁の伸びを維持しているとも報告している。確かにうちでもOAのアフターコーディングや集計の受託案件もネット調査による回収データが非常に多い。ひと昔前であればネット調査のサンプルサイズも200〜500件程度が多かったが、最近では2,000件や4,000件といった調査も珍しくない。

回収件数が増えればそれだけ細かい属性を軸に分析することが可能になるわけだ。またOAのアフターコーディングでは件数が増えればコードフレームの設定も自由度が増す。コードを細かくも大まかにも設定できるわけだが、大まかに設定したからといって作業が簡単になるとは限らない。このフレームの出来次第でその後の作業効率も大きく影響を受けるのだ。

とまあこんな感じでクライアントさんの貴重なデータと日々格闘しておりますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

増えた減ったは%で語ろう

先日、某テレビ番組で今の20代は海外旅行へ行かなくなった、というお話しの中で、

「12年前に比べて20代の海外旅行者は166万人減少した。」

と、大々的に報じていました。確かにこれは事実と思いますが、今の20代は昔の20代と比べて海外旅行へ行かなくなった、ということを説明する上では適切な表現とは言えません。

そもそも20代の人口もこの12年で減少しているからです。すなわち、母数が減っているのですから、12年前と同じ割合の人が海外旅行したとしても、人数は減っているはずですね。

この場合は、20代全員に占める海外旅行者数の割合で比較しなければなりません。「減った数」ではなく、「減り具合」を見るわけです。下のグラフは20代男女の出国率の推移を表したものです。
(クリックで拡大)

Travel
(出典:田中 靖 「日本人の海外旅行と訪日外客の動向」より)

20代女性の出国率が96年の30.9%をピークに03年は19.5%まで落ち込んでいることがわかります。すなわち、

「12年前に比べて20代女性の海外旅行者は、約3人に1人から5人に1人」
の割合にまで減っているわけです。

一方、20代男性は17.8%→12.2%で5.6ポイント減っていますが、女性ほどの減り方ではありません。20代女性の海外旅行者の割合が12年前と比べて大きく減少していることがわかります。

このように統計では常に母数を意識して割合(%)で考えることが大切です。

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